救急医?の雑記帳

日々感じたこと,調べたこと,得たこと,目標としていることなどを備忘録目的に不定期にまとめていこうと思います.

2019-01-01から1年間の記事一覧

要約読了:サブスクリプション2.0

要約読了 サブスクリプションという単語がだいぶ浸透してきましたが、その実例(成功例も失敗例も)を紹介しつつ、その特徴に言及した書籍。所有から使用の時代へ。医療介護業界も選ばれる時代で、継続利用してもらうという点で参考になることがありますね。…

要約読了:Nokia 復活の軌跡

要約読了Nokiaの名前を聞かなくなったなぁ、と思ったら携帯事業を売却していたんですね。パラノイア楽観主義というのが文中で出てきますが、「情報収集と分析は念入りに、行動は大胆に、結果に動じない」という感じでしょうか。先読みが難しい動的な時代でリ…

# 要約読了:『武器としての世論調査』社会をとらえ、未来を変える

# 要約読了:『武器としての世論調査』社会をとらえ、未来を変える メディアでたまに見かける世論調査の方法論についてスマホ時代に合わせた手法へ本線していること、11社が毎月実施していることなど、初めて知ることがありました。そして「選挙地理学」とい…

要約読了:フラグメント化する世界

要約読了:フラグメント化する世界 GAFAが台頭するグローバル化する社会である一方で、これからは地域、文化圏毎のフラグメント化が進んでいくだろう、という予測のもとで今後のICTや関連業種の流れについて見解を述べています。 たしかにグローバル化が進め…

チョイ勉:騒音性難聴の治療

チョイ勉:騒音性難聴の治療 騒音性難聴の第一選択治療は、経口コルチコステロイド。ただし小規模研究しか報告されていないのが実情。具体的にはプレドニン60 mg /日を10〜14日間投与し、短期間で漸減終了する。早期に治療開始した方が改善効果も期待できる…

要約読了:『京大変人講座』

要約読了:『京大変人講座』 自由な学風が残っている京大の背景文化、そこから排出される素晴らしい研究者の姿について紹介されています。特に巻頭の越前屋俵太氏と山極寿一氏の対談が興味深かったです。 振り返って普段関わっているジェネラル系診療やジェ…

要約読了:「なし遂げる力」

要約読了:「なし遂げる力」 自己開発系やビジネス書でも似たような書籍はありますし、内容的にも目新しいものはありません。ただ、自分にとって取り組みたい行動、変えたい行動、成し遂げたい行動などを考えた時に、「3つの行動タイプ」というフレームで分…

要約読了:「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない

要約読了:「アンコンシャス・バイアス」マネジメント 最高のリーダーは自分を信じない バイアスというと職業柄、鑑別診断や臨床推論の領域で耳にすることが多いですが、本書はもっと日常的な場面、主にコミュニケーションエラーに繋がりそうなケースを扱っ…

要約読了:渋沢百訓

要約読了。 新一万円札に印字される予定の渋沢栄一の談話集。論語を背景とする哲学的な考えや、組織運営に対する考え方が掲載。印象的なのは以下。 「真の成功とは、社会に利益をもたらすことをして金を得ること」 「論語(道徳)と算盤(商売)は相対するもので…

チョイ勉:Todd麻痺

チョイ勉:Todd麻痺 Todd麻痺(癲癇発作後の一過性麻痺)の発症頻度は13%。症状の持続時間は0.5〜36時間(CCJM.Vol.85:155)。 持続時間について十分に把握してませんでしたが、イメージしていたよりも長めですね。もちろんTodd麻痺と言えるかどうか、他の…

要約読了:就活テクニック大全

要約読了。 一般企業への就活向けのハウツー本。そのため医学生や研修病院の業界とは少し異なります。とはいえ、採用側(研修病院)も就活側(医学生や後期研修先を考えている初期研修医)も、参考になる視点は多いように思いました。もちろんいつも言うよう…

チョイ勉:帯状疱疹後の血管疾患リスク

チョイ勉。 50歳以上の帯状疱疹では発症後3〜12ヵ月の間、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなる。その理由として、再活性化されたVZV感染で動脈壁の中膜および内膜の障害、血管リモデリングなどが引き起こされ、プラークの破綻が考えられている(Inf Dis Clin…

要約読了:老人喰い ――高齢者を狙う詐欺の正体

要約読了。特殊詐欺犯罪の当事者への取材に基づいた新書。詐欺犯罪側の文脈や文化について理解を深める機会は乏しいため、オレオレ詐欺などについて「高齢者を中心に被害者が増えて、最近は巧妙になってきている」くらいにしか知りませんでしたが、増え続け…