救急医?の雑記帳

日々感じたこと,調べたこと,得たこと,目標としていることなどを備忘録目的に不定期にまとめていこうと思います.

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

低酸素血症を伴っていないAMI疑い対して酸素投与を行っても、1年後の生命予後は改善しない

低酸素血症を伴っていないAMI疑い対して酸素投与を行っても、1年後の生命予後は改善しない (情報)スウェーデンで行われたRCT.30歳以上の胸痛、6時間未満の息切れ、SpO2≧90%、心電図で虚血性変化を示すかトロポニン値の上昇を認める者を対象とした。対象者…

緊急気管挿管の際にApneic Oxygenationを行ったほうが安全かもしれない

緊急気管挿管の際にApneic Oxygenationを行ったほうが安全かもしれない (情報)2006年~2016年までに行われたRCTと観察研究を対象としたシステマティック・レビュー。最終的に8つの研究を抽出し、1837名を対象にメタ解析。 Apneic Oxygenationを実施したと…

経口ステロイドで咽頭痛を和らげることができるかもしれない

経口ステロイドで咽頭痛を和らげることができるかもしれない (情報)システマティック・レビューとRCTのメタ解析。救急外来またはプライマリ・ケア外来を受診した5歳以上の、扁桃腺炎、咽頭炎、あるいは咽頭痛を訴える患者が対象。10の研究に参加した1426名…

急性心不全患者の死亡率をより正確に予測できるかもしれない

急性心不全患者の死亡率をより正確に予測できるかもしれない (情報)前向きコホート研究。2009年~2011年までに救急外来を受診した4867名の急性心不全患者を対象に、30日死亡率を予測するスコアを設計し、2014年に受診した3229名を対象に検証した。 88項目…

急性呼吸器感染症に対する抗菌薬療法の開始や中止の判断材料としてプロカルシトニン(PCT)は有用かもしれない

急性呼吸器感染症に対する抗菌薬療法の開始や中止の判断材料としてプロカルシトニン(PCT)は有用かもしれない (情報)Cochraneシステマティック・レビューのアップデート(前回2012年はPCTの有用性は見いだせなかった)。急性呼吸器感染症を対象に30日間の…