救急医?の雑記帳

日々感じたこと,調べたこと,得たこと,目標としていることなどを備忘録目的に不定期にまとめていこうと思います.

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

# ERで虚弱高齢者に対して入院リスク、死亡リスク、介護環境整備の必要性を予測するうえで、CGAの視点は有用

# ERで虚弱高齢者に対して入院リスク、死亡リスク、介護環境整備の必要性を予測するうえで、CGAの視点は有用 (情報) Frailty(日本では“フレイル”と表現)は老年医学において重要な概念であるが、救急外来では十分に浸透しておらず、活用もされていない。…

日本におけるワーファリン拮抗薬としての「ケイセントラ®」の有効性

日本におけるワーファリン拮抗薬としての「ケイセントラ®」の有効性(情報)既に海外では大規模な2つの第Ⅲb相で有効性が示されている「ケイセントラ®」(静注用人プロトロンビン複合体製剤、血液凝固第II、第VII、第IXおよび第X因子の4つの血液凝固因子を合…

重症外傷や分娩後の大量出血に対するトラネキサム酸は、発症直後に投与するのが大切

(情報)外傷出血や分娩後出血に対してトラネキサム酸を使用することで、死亡率を下げることは、過去の研究で確認されている。今回は、トラネキサム酸の投与タイミングが、予後へ影響を与えるのかメタ解析で調べた。 対象は40138名の外傷または分娩後の大量…

心原性ショックを伴う急性心筋梗塞に対する緊急PCIでは責任病変のみに留めたほうがよさそう

心原性ショックを伴う急性心筋梗塞に対する緊急PCIでは責任病変のみに留めたほうがよさそう (情報)心原性ショックを伴う急性心筋梗塞(AMI)では、緊急PCIによって責任病変の再開通を迅速に行うことで、転帰を改善させることができる。しかし心原性ショッ…

人工呼吸器の肺保護戦略はERから行いましょう

人工呼吸器の肺保護戦略はERから行いましょう (情報)ARDSに対する肺保護戦略は永らく支持されているにも関わらず、ERで行われないままICU入室してから開始されることが少なくない。そのためERから肺保護戦略を実施した場合の生命予後への影響について調べ…